どこでも手書き入力できるスマートペン、半田付けできる3Dプリントペン:海外ハードウェア最前線第36回

海外最前線

(上写真は次ページで紹介する3Dプリントペン3Dsimo mini)

9月10日、アップルは12インチ級大型タブレット「iPad Pro」と共に、専用スタイラスペン「Apple Pencil」を発表しました。圧力や傾きを感知することで、文字の太さや濃淡を緻密に捉えて反映します。スタイラスペンは、マイクロソフトのSurfaceシリーズ等で再び評価を集めてきましたが、ついにアップルからもiPad用ペン入力端末が登場したことで、これらへの高いニーズが改めて浮き彫りになりました。

スマートペンのこれまでを振り返ると、その多くが「紙からデジタルへ」の機能改善を繰り返してきました。例えば、手書きした内容をクラウド上に取り込めるスマートペンEquil Smartpen 2は、どの紙にメモしてもデジタル化を行える点が魅力的でしたが、専用レシーバーを紙上部にセットするという煩わしさが残りました。一方、Neo smartpen N2はこのレシーバー端末を不要にしましたが、専用ノートを別途購入する必要が生じてしまいます。
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そんな中、このほど発表されたPhreeはどこにでもメモを書けるスマートペンです。Phreeはタブレットや紙の上でペンをはしらせる必要がないばかりか、描く場が平面である前提条件さえありません。つまり、手の甲やクッションに走り書きすることも可能です。ペン先のレーザービームがその動きを捉え、バーチャル上に筆跡や図案をデジタル再現、Evernote等のメモ系アプリとタイムレスで自動同期します。
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冒頭のタブレット用スタイレスペンの場合、その端末サイズにメモの範囲を限定されるのがネックといえます。それは、筆者の創造性をも制限しかねません。このような状況下で登場したPhreeは、従来のタブレット用スタイレスペンとは全く異なる、別カテゴリーの製品といえるでしょう。一般販売価格は198ドル。Kickstarterでは100万ドルを調達、2016年3月に発送されます。