進化するエアコン、スマート家電の牽引役となるか?:海外ハードウェア最前線第13回


夏を乗り切る上で大活躍する家電・エアコン。しかし、同時に最も電気を消費し、最も頭を悩ませる家電の一つでもあります。実際、夏を終えると電気代の請求書に驚かされたり、部屋の冷やし過ぎで体調不良を招いた経験もあるでしょう。それらの問題に対し、古いエアコンをスマート家電へと切り替えられるデバイスが、次々に登場してきています。

香港を本拠とするAmbi Labsは、アジア特有の問題解決に焦点を当てています。8月末を目処に、Kickstarterでの事前予約を開始する予定です。現在、スマートサーモスタット(温度調節器)の分野においては、Googleが32億ドルで買収したNestが有名ですが、アジア圏の住宅の場合、アメリカのような空調一括管理システムがないため、Nestを簡単に導入できません。

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その上、アジア圏の大都市はどこも混雑しているにも関わらず、電気代の高止まりという問題を抱えています。例えば、フィリピンは熱帯性気候でありながら、アジアで最も電気代が高いのです。Ambi Labsの調査によると、アジア圏のユーザーの3割はエアコンの設定変更や電源のオンオフを細目に行います。この結果、室内気温の急変化や電気代の浪費を招いているのです。

部屋の快適さを保ち続けようとした場合、季節や室外の状態が変化するごとに、エアコンの設定を変える必要があります。しかし、その手間に煩わしさを感じたことも少なくないでしょう。Ambi Labsのエアコン自動制御器Ambi Climateは、部屋のコンディションを自動的に感知し、ユーザーが気温を不快に感じるよりも前に設定調整を行います。つまり、ユーザーは快適に過ごし続けられる上、電気代節約にも繋がるのです。


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